[米国] ディフェンシブ銘柄考察

株式

ディフェンシブ銘柄とは?

ディフェンシブ銘柄とは景気変動の影響を受けにくく一定の需要が見込め、安定した業績が期待できる企業の株式のことを指す。電力・ガスなどの公益企業、家庭用品や食品のような生活必需品、それにヘルスケアや通信といった業界がディフェンシブセクターとして知られている。「好財務体質」で「高配当」、「低ボラティリティ」などの特徴も持つ企業が多いため、相場の波乱局面や景気後退期に摸索されやすい。会社設立から長い年月が経つ成熟企業が多く株価の大幅な値上がりは期待しにくいものの、高い安定性を持つことから年金資金などのインカムゲイン目的として長期投資にも適している。まさに、2022年のボラティリティの高い下げ相場に強い銘柄です。

  • 生活必需品(食品、医薬品、ヘルスケア用品)
  • 社会的インフラ(電力、ガス、鉄道、通信、公共)

銘柄例

  • ジョンソンエンドジョンソン
  • コカ・コーラ
  • プロクターアンドギャンブル
  • アッビィ
  • コストコ・ホールセール

ジョンソン・エンド・ジョンソン [JNJ]

1887年設立。世界60カ国に250以上のグループ企業を有する世界最大級のヘルスケアカンパニーです。日本でもジョンソン・エンド・ジョンソンの商品は幅広く知られています。

ドルザウルス
ドルザウルス

バンドエイド、コンタクトレンズ、カビキラーなど有名な商品がたくさんあるよね!

一般消費者向け事業以外に医療機器事業、医療用医薬品事業、コンタクトレンズ事業、眼科医療機器事業も行っていて、売上の半分以上は医療事業の分野で成り立っています。

業績、配当

(万ドル)

2022年1月期売上高937億ドル(前年比+13.6%)、営業益233億ドル(+20%)、経常益227億ドル(+38.1%)、純利益208億ドル(+41.9)

売上高は6期連続で右肩上がりで、配当金はなんと60年連続増配です。直近配当利回りは2.61%です。

 

業績も安定していて配当利回り約3%で、配当目的で保有する人も多いみたい!

コカ・コーラ [KO]

1895年に全米でコカ・コーラが発売。史上最も売れたソフトドリンクです。現在は200超の国と地域でフルーツジュース、水、スポーツドリンク、紅茶、コーヒー、牛乳飲料、大豆飲料など(ファンタ、スプライト、アクエリアス、爽建美茶等)3,500種類を超えるドリンクを提供しています。また、NYダウの30社に含まれるほどの優良企業です。

日本でも馴染みのある商品ばかりです!

全世界で1日に飲まれるコカ・コーラ社製品は、約19億杯、世界的な人口増加が続いているなか今後の成長に期待もできます。

業績、配当

(万ドル)

2021年12月期売上益386億ドル(前年比+17.1%)、営業益103億ドル(+14.6%)、経常益124億ドル(+27.4%)、純利益98億ドル(+26.6)

配当利回り2.5%

こちらもジョンソン・エンド・ジョンソンと同じく60年連続増配です。

ドルザウルス
ドルザウルス

ウォーレン・バフェットも、長年、コカ・コーラをポートフォリオの中心に保有してきました。

もし、10年前にコカ・コーラの株を100万円分買っていたら配当金合わせて約345万円になっているよ!

プロクター・アンド・ギャンブル [PG]

1837年設立。世界180カ国以上で事業展開している。世界でも収益性の非常に優れた企業として知られている世界最大の一般消費財メーカーです。

日本でも日常生活するに欠かせない有名な商品が多いです。

剃刀のジレットやオムツのパンパースや洗剤のジョイなど有名な商品ばかりです!

業績、配当

(万ドル)	売上高	営業益	経常益	純利益
2020年6月	70,950	15,706	15,834	13,103
2021年6月	76,118	17,986	17,615	14,352
2022年6月	80,187	17,813	17,995	14,793

2022年6月期売上益801億ドル(前年比+5.3%)、営業益178億ドル(-1.0%)、経常益179億ドル(+2.2%)、純利益147億ドル(+3.1)

4期連続で増収増益、配当利回り2.55%です。

なんとビックリ!!、65年連続増配しています!!

アッヴィ [ABBV]

2013年1月1日設立、新薬の研究・開発・販売を行い、企業世界70カ国以上にビジネス拠点を持ち、170カ国以上で利用されているバイオ医薬品企業です。

主力製品はリウマチ性関節炎や乾癬治療薬「ヒュミラ」、2018年には、C型肝炎治療薬「マヴィレット」の大ヒット、日本市場でもトップ20の中に入るなど、急成長を遂げてきました。

2018年には1328億3800万円を売り上げ、日本国内の医療用医薬品で売上高トップになっているよ!

業績、配当

(万ドル)	売上高	営業益	経常益	純利益
2019年12月	33,266	12,983	8,426	7,882
2020年12月	45,804	11,363	3,398	4,622
2021月12月	56,197	17,924	12,989	11,549

2021年12月期売上高561億ドル(前年比+22.7%)、営業益179億ドル(+57.7%)、経常益129億ドル(+382%)、純利益115億ドル(+250%)

配当利回り3.72%

今後も新製品のヒット商品が出てくると業績が跳ね上がるかもしれないね!

コストコ・ホールセール [COST]

1983年創業、世界で833倉庫店を展開している、世界最大の会員制倉庫型店、会員数は1億人超えています。米国発の会員制小売店で、会員費で稼ぐというビジネスモデルです。売上高も過去10年右肩上がりで現在2021年で1959億ドルです。食料品や日用品は生活必需品なので、今後も市場拡大が続く見込みです。

プライベートブランドKirk landも安くて質が良いと評判だよ!

業績、配当

(万ドル)売上高営業益経常益純利益
2019.09152,7034,7374,7653,659
2020.08166,7615,4355,3674,002
2021.08195,9296,7086,6805,007

配当利回り約1%ですが、特別配当がある場合は約3%になる事もあります。

過去5年以上増収増益で今後も、さらに成長が見込みが高い企業です。

世界の人口が増加しているのと比例して今後も市場拡大が続く見込みがあるね!!

まとめ

今回考察した銘柄は、ディフェンシブ銘柄ですが、配当利回りも良く業績も良いので長期保有にも向いているかもしれませんね。色々な銘柄を組み合わせて、自分自身に最適なポートフォリオを作っていきましょう!お読みいただきありがとうございました!

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